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ポジティブも良いけどネガティブもね

ブログ2023年1月

新年、あけましておめでとうございます。

さて、今年のこのブログを始めるにあたって、何からお話しすれば良いでしょうか?
年頭なので、あまりネガティブな、話はしたくも聞いたくもありませんねぇ。
年の初めは、なるべくポジティブに行きたいものです。

それでは、ポジティブとネガティブについてお話ししましょう。
文字通り「ポジティブ」は「肯定的」、「ネガティブ」は「否定的」という意味です。

今の世の中、「ポジティブ」が全盛です。
何でも明るくて前向きで、希望の持てるような人や物が、もてはやされます。
例えば、友達と話をしているときでも、ちょっとネガティブな事を言ったりすると、「重い」とか「暗い」といって嫌われてしまいます。

また、心の持ち方を指南するような本やブログなどでも、「ポジティブシンキング」が、よく提唱されています。
確かに物事を否定的に捉えるよりは、肯定的に捉えた方が良く見えるし、なによりも「前向き」な印象があります。

例えば、物事を捉えるときの表現にも、これは言えます。
例えば、「神経質な人」と表現してしまうとネガティブに聞こえますが、これを「細かいことに気がつく人」と表現すると、ポジティブな印象になります。
他にも、「大人しい人」と言うよりは、「思慮深い人」と言い換えた方が、良い印象を与えることになります。
さらに、「わかりません」と答えるのではなくて、「わかりかねます」と肯定文で答えた方が、印象が良くなります。
こうした言葉の入れ替えをするだけで、「ネガティブ」な印象を「ポジティブ」な印象に、入れ替えることが出来ます。

さらに、自分が置かれた状況についても、「ネガティブ→ポジティブ」の言葉の入れ替えが可能です。
残り時間について、「もう10分しか無い」と思うのと、「まだ10分もある」と思うのではだいぶ印象が違ってきて、さらにその先の行動にも違いが出てきます。
同じ状況を表現するにしても、「もう」と「まだ」を切り替えるだけで、印象が違ってきますし、心理的な影響にも関わってきます。

ポジティブに考えると言うことは、とりもなおさず自分の気持ちを楽にして、その後の行動もより良くするという効能があると言えます。
これが、「ポジティブシンキング」が、もてはやされる理由ですね。

確かに、「ポジティブシンキング」には、このような効能がありますが・・・。
ただ、それが万能なのかというと、必ずしもそうは言えません。

物事すべてをポジティブに考えすぎてしまうと、何か「疲れた」ような感覚になってしまいます。
すなわち「行け行けどんどん」で、立ち止まったり休んだりする暇が無いように見えてしまいます。
何でもかんでも、「やりきる」「成功する」という感覚になってしまうので、「勝ち続けない」といけないという感覚になってしまって、これはこれで大変です。
そして、自分の「良い面」ばかりを強調してしまうので、自信過剰になったり、失敗を認めないようになってしまいます。つまり、「成長」という点で言うと、むしろ逆効果です。

そして何よりも困ったことになるのは、「本当の自分(つまりネガティブな自分)」を、見ないようになってしまうと言うことです。

例えば、本当は内向的で、人見知りな性格の人がいたとします。
ところがその人は、世間一般の「ポジティブな人の方が好ましい」という風潮に影響されて、自分も社交的で明るい人なのだと、無理矢理思ってしまっていたとしたらどうでしょうか?
結局その人は、「ポジティブ」という仮面を被って、いつも明るく生きなければいけないと思っているので、本来の自分の性格には蓋をして、無視してしまっていることになります。
つまり、自分で自分に嘘をついて、自分を騙していることになります。
その様な「無理」は、いつまでも続きません。また、無理を続けている内に、心に変調をきたしてしまうかもしれません。

また、ネガティブな感覚は、時として「警告」の意味合いも持っています。
例えば、「悲しい」「不安だ」というネガティブな気持ちは、「このままでは危ないよ」という、内心の警告であったりします。
それを無視して、ポジティブに振る舞おうとすると、取り返しの付かない失敗をしたり、酷い目に遭ったりすることもあり得ます。

ネガティブは、ネガティブで良いのです。
ネガティブな考えに捕らわれてしまう人は、それだけ慎重で、危険を避けることの出来る人だとも言えます。
ネガティブと言われる性格の人も、それはそれで意味があります。
そんな「『ネガティブな自分』を認める」ということも、十分に「ポジティブ」な考え方だと言えるのです。

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